団四郎について
2020年より、
藤井寛・康代が4代目を引き継ぎ、
近隣に住む康代の姉・統子と共に、
3人で力を合わせて団四郎を営んでいます。
わたしたちが大切にしていること
昔ながらの製法と味わいを今でも大切に守り続けていきたいと思っています。
小さな蔵だからこそできること、原料にこだわったり、作り手の顔が見えたり。お客様にそんな私たちを信頼していただいて、長くお付き合いできることを目指しています。
研修生の受け入れ
2000年より、東京農業大学醸造科学科の研修先となり、毎年12月の冬の仕込みに受け入れています。発酵・醸造に興味のある学生さんは、毎年私たちにフレッシュな刺激を与えてくれ、楽しい仕込みとなります。
味噌づくりイベント
団四郎では毎年12月と3月の味噌仕込み期間中に、一般の方と一緒に味噌づくりイベントを行っています。
その日、煮あがったばかりのほくほくの潰れた大豆と、甘い糀、天日塩を混ぜて、5kgの樽で味噌を仕込みます。
管理の仕方は丁寧にお伝えしますので、誰でも簡単に美味しいお味噌をつくれます。
●仕込料金
樽付き:4,100円(税込)
樽持参:3,150円(税込)
樽持参・重石塩持参:3,000円(税込)
豚汁代:200円(税込)
●場所
糀屋団四郎味噌蔵
新潟県新潟市南区新飯田1607
●原料
北海道大豆、新潟県産米、天日塩
出来上がり5kg
●持ち物
プロン、三角巾、マスク
●木桶別売りのご案内
通常はプラスチックの樽をご案内していますが、徳島で活躍する若手桶職人の逸品もご紹介させていただいています。
長く使えば使うほど、愛着が湧きます。ぜひ木桶仕込に挑戦してみてください。
金額19,580円(税込)5kg~6kg用
地域とのかかわり
地元の小学校から味噌づくりの依頼を受け、1kgの味噌を一緒に仕込みます。
子どもたちが作った大豆をお預かりして、私たちの和釜で煮上げたものを使います。
地元の味を好きになってくれたら嬉しいです。
団四郎の歴史
初代藤井定三が1932年に創業。
現在まで家族経営を大切にしてきた
小さな味噌蔵です。
初代 藤井定三・イシ
定三は新飯田村の越後大吉味噌に大正9年より就業し糀部門をあずかる。
大吉味噌は宮家の献上味噌にも選ばれている。
昭和7年、御年60歳で独立。和釜を中古で手に入れ、糀屋団四郎
を始める。この頃、近隣の農家では自宅で味噌を造るのが一般的であり、また甘酒が大事な栄養の補給源であったため、糀の需要があった。
二代目 藤井清次・伊美子
時代が変わり、近隣農家では味噌の仕込を団四郎へ委託し、それを自宅で保管するという生活スタイルになった。
この頃は仕込味噌の需要が多く、清次は一軒一軒巡って、注文をとり、味噌の出来具合など、親身になってお客様と交流していた。
長期熟成した味噌の販売も始まり、新潟大豆をつかった銀印味噌の原型がこの時より作られた。伊美子は跡取り娘であり、9歳の頃より糀造りに携わり、80代まで現役で活躍し、団四郎の看板おばあちゃんであった。
三代目 藤井喜代志・和代
喜代志は市役所を40代で退職し、味噌蔵の増改築を行った。
北海道大豆をつかった金印味噌を企画し、金印、銀印と命名し、販路を広げた。
昔ながらの製法を保ちつつも味噌の重労働を軽減するさまざまな工夫を構築し、作業をやりやすくした。
妻・和代は東京農業大学に社会人コースで醸造を学びに行き、この時より農大生が研修に来るようになり、農大との縁が結ばれていった。
四代目 藤井 寛・康代
寛は東京農業大学醸造学科を卒業後、長野、大分と2か所の味噌屋で修行を経験した。妻・康代は会社員を経験した後、東京農業大学短大部にて醸造を学んだ。
現在二人で四代目を引き継ぐべく、新たな商品作りや、より美味しい味噌を追求している。